大原孝治氏とドンキホーテの今後の展望について

ドンキホーテの社長を務める大原孝治氏は、これまで顧客最優先主義を徹底してきましたし、これからもさらに強化していきたいと考えています。その上で、これから日本は超高齢化社会に突入しますから、それに合わせたサービスの提供を考えていく必要があります。
高齢になると重いものが運べなくなったり、お店に行くときに車を運転できなくなることが考えられます。そこでドンキホーテでは、地元の自治体と協力して、専用の小型バスを導入したり、地元運営のバスに補助金を出すことを検討しています。一定金額以上買い物した人は無料でバスに乗れるようにしたり、商品を預かって、後から配達員が自宅まで届けるというサービスもあると便利です。郊外だけでなく、都会であっても、これからは買い物難民が増えることが予想されています。それを解消するためには、民間一体となって改善策を模索することが必要な時期に入っているといえます。

その他にも、大原孝治氏とドンキホーテは買い物に来たお客様が休憩するためのスペースを作ることが重要だと考えており、カフェの併設も考えています。小さな子供連れの母親が買い物に訪れたら、授乳をしたりおむつ替えをするスペースが必要になります。それを狭いトイレで行うのではなく、カフェのような広々としたスペースで行うことができれば、少しでも疲れを癒すことになるかもしれません。少子高齢化が現実となった今では、少しでも子連れに優しく、高齢者が快適に過ごせる店舗づくりを模索することが欠かせません。

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